【誠のブータン歴史紀行⑵】
入国手続きを終え、パロ村から首都のティンプーへ向かいます。
田んぼの中に民家が散在する景色はまるで日本の田舎のようです。
途中で吊り橋のあるお寺を拝観しました。
この吊り橋は15世紀にタントンゲルポというチベットのお坊さんが作ったものだそうです。
チベットには谷地形が多く、川によって地域間の交流が妨げられていました。
川を挟んだ向い側へ渡るのにも回り道をしなくてはなりません。
そこでタントンゲルポはチベットじゅうに鉄の吊り橋を架けることを思いつきました。
その昔ブータンはチベット南方の木材や鉄の産地として知られていました。
タントンゲルポはブータンにやってきて集めた布施を鉄に換えて持ち帰り、チベットじゅうに108の吊り橋を作ったと言われています。
108は煩悩の数、そして吊り橋には一切有情を此岸から彼岸へと渡す意味も込められています。
次はいよいよ首都のティンプーに到着します。
♪ちゃらっちゃっちゃっちゃ ちゃ~ら~ら~ ら~ら~(続く)
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