タイマッサージ世界大会in スイス レポート7

世界大会開始。

オリンピックさながらに国名を呼ばれ、国旗とともに会場に入る。

日本代表として恥じない施術を、と気合が入る。

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僕はこの1時間の決勝戦のために今まで準備し、仕事も休み、航空券代も払ってきた。

決勝戦は今までと違い、モデルを審査員がおこなう。

モデルはクジなのか、意図的に決められているのか分からない。

自分のモデルはヨーロピアンの女性で、自分と身長が同じくらい。

世界中のホテルスパで講義をしているので日本でも仕事あれば、と前日に少し話したのもありフレンドリーには始まった。

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しかし。股関節の可動域が狭く、股関節のストレッチが決まりにくい。

手の置き直しも何回かあった。

さらに後半、モデルのあぐらがかきにくく、ストレッチのポーズにバランスをとりきれないことが多かった。

ピーンという自分の得意な決めポーズもまあまあに終わってしまった。

平常心で技の切り替え対応もよくできたと思うが、自分の持ち味が出せたかは微妙だった。

結果は入賞できず。

運も実力のうちとはよく言ったもので、モデルで難があったのは、普段の行いのカルマである。

日頃から徳を積み直し、日々の施術を改めるとする。。

結果、「Nuad Thai for Health」で栗原哲也さんが世界銀メダル!

Thai Massage Inspiration」唐鎌由利亜さんが世界金メダルを獲得してくれた。

日本のタイマッサージのレベルの高さを広めてくれた。

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もはや天女の美しさ。これが世界一の施術。

来年の世界大会は日本かもしれないといわれているが、どこであれ日本のタイマッサージセラピストには参加を勧めたい。

勝って得るものもあるが負けて得るものも多い。

普段の施術は基本的に喜ばれ、サロンワークでも指名数やリピート数の優劣くらいで勝ち負けはあまりないと思う。

出場し評価されることで、自分の優れているところ、自分に足りないものを客観的に見直す機会になり、セラピストとしても人間としても大きくなれる。

僕は今後、自身のブラッシュアップ半分、後世の育成半分で数年を過ごす予定だ。

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リラリラ代表 林泰之

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