みなさま、こんにちは＾＾スタッフの高橋です。
レモンといっても、健康ネタではなく文学の話です。
最近隙間の時間にスマホで読書をする習慣ができました。
電子書籍より紙派だったのですが、案外慣れると平気なものですね。
今日はお気に入りの中から次の一冊をご紹介したいと思います。
梶井基次郎『檸檬』
梶井基次郎（1901-1932）は作家としてデビューして間もなく早逝したため、著作はそれほど多くありませんが、代表作の『檸檬』をはじめとする短編を二十作ほど残しています。
『檸檬』の物語の大筋は、アル中気味で沈み込んでいた主人公の気持ちが八百屋に並んでいた一つの檸檬との出会いをきっかけに妙なテンションに上がっていく、という素朴なストーリーですが、
鮮やかな黄色いレモンから主人公の妄想が膨らんでいく過程は、そう来たか！という展開で面白いです。
キンドルでも購入できるので、外出を控えて憂鬱だなという時に是非読んでみてください！
